ホロラボに入社してからは既存のプロジェクトをあとから入ってのサポートのような活動が殆でした。 昨年末から新規プロジェクトをチームで取り組むことになりました。 お客さんにも恵まれ、PoCの段階ではありますが、成果としては面白いものになったのではないかと思っています。 このときの成果については、ホロラボカンファレンスで公開することができたのも、とても良かったです。
カンファレンスの講演資料はこちらです。
そのときの動画もあるので良ければ御覧ください。
また、このカンファレンスでは、自分たちがこれまでに関わってきたプロジェクトを通じて得た知見を元にプロトタイプを開発し、それも発表しました。
こちらも動画があるので、よろしければご覧ください。
この「建物みえるくん」やR2-BIMのおかげで、カンファレンス以降にたくさんの方にお声がけいただくことができました。 その中からは、実際にその後のプロジェクトにつなげることもでき、今年の後半の仕事が生まれました。 ありがとう、みえるくん。 お客さんも「みえるくんについてなんだけど」といったように、「みえるくん」という言葉を使ってくれ方もいて、愛着があるだけに嬉しかったです。 それと同時に、色んな人に「みえるくん」を言ってもらうことが目標になりつつあります。
個人的には、今年はChatGPTやOpenAI APIにとても興味を持っていかれた年であした。 自然言語処理やLLMは気にはなっていたものの、その実装や実行にはそれなりのハードウェアスペックを求められるので、なかなか手を出せないでいました。 それがOpenAI APIによって、あの低価格の従量課金として気軽に使えるようになったのは、とても大きな変化だと思いました。 本業でも、みえるくんという形でOpenAI APIを使ったプロトタイプを作ることができました。
先程も書いたように、カンファレンス以降は「みえるくん」に関して話を聞きたいという相談が増え、そこからプロジェクトにつなげることができました。 受託開発というのは、お客さんの方から要件が出てくることで始まることが多いと思います。 その要件を引き出すために、自分たちからプロトタイプを出すことは有用な手段だと感じました。
昨年のスクフェス札幌で発表した「初手、デモ」を実戦するための1つの方法でもあると思います。
上記以外では、XRらしい開発がほんの少しだけ始めることができました。 他グループで3Dモデルを表示するウェブアプリケーションがあると良いかも知れないという話があり、簡単なものから作ってみました。 Three.jsの基本的な使い方を学ぶ機会になり、このプロダクト自体も少しずつ実務で使われているようなので、これから発展させていけたらと思っています。
今年1年のお仕事はとても楽しくやらせていただきました。 来年は単にこれと同じようなことをしてはいけないな、とも思っています。 というのは、売上としては十分かというとそうではありませんでした。 作る側が楽しいと思えることは大切なことではありますが、当然ながら成果も出していかないといけません。 今年は、その種となるものがいくつかできたので、来年はそれをどう育てていくかが大事になってくると思います。
入社してから1年が経つあたりから、副業を再開しました。 現在では、2社と開発の契約をしています。
以前は、どこからか問い合わせがあって、そこから契約の話をしていました。 自分が技術的にできることに関心を持っていただき、そこから始めるので、やりやすい形式ではありました。 でしたが、その反面、モチベーションが上がりにくいようにも感じていました。 今回は、自分から探して申し込むというかたちで進めてみました。
そのうち1つは、まだ開発の途上ではありますが、プレスリリースとしても公開されました。
もう1つもまた、技術的に自分がやってこなかったことに挑戦できていて、楽しくやれています。 これら2社の開発では、事業内容がこれまでの自分のキャリアでは接点が無いものでしたし、技術的にも自分が関心のあるものなのでモチベーションが上がりやすいと感じています。
本業と同様に、こちらも楽しいという状況はできてきているので、あとはどう成果と個人事業主としての売上につなげていくかを来年のテーマにしたいと思います。
昨年のふりかえりを見返すと、
これまで参加していたコミュニティだけでなく、新しく関わるようになった技術のコミュニティにも顔を出してみようかと。
と書いていました。 特にそれを意識したわけではないのですが、今年からはじめたOpenAIやLangChainのコミュニティになるべく参加するようにしていました。
Discordで隔週で開催されていたので参加しやすくて、とても助かりました。 色々なことに挑戦している人が多いので、とても勉強させてもらっています。 実際に、ここで聞いた話をもとに、先程の「みえるくん」の一部機能を実装しました。
一方で、昨年まではスクラム関連のコミュニティでどこかしらで発表をしていたのですが、今年は発表の機会を作りませんでした。 これは、今年に取り組んでいたこととスクラムやアジャイル開発との関連性が薄いように感じていたことが理由です。 とはいえ、何も外に出していかなかったのは、他の人と接する機会を見逃してしまっていたのだとも思います。 来年は、少しずつ発表の機会やそれ以外にもアウトプットの機会を作っていこうと思います。
今年は、Chrome拡張機能Copy for Scrapboxと、WordやGoogleドキュメントで作成したdocxファイルを読み込むRubyライブラリのdocxの2つを主に活動していました。
Copy for Scrapboxは、今年は4回リリースをしました。 そのリリースのうちの1つとして、今年から効果測定としてGoogle Analyticsを導入してみました。 これにより、小さな機能のリリースではありましたが、使われている実感を得られるようになりました。 ユーザー数も年初は20名程度でしたが、今年のピーク時には70名、直近だと60名前後にまで上がりました。
docxは、特に積極的に自分が開発をしたわけではないのですが、特に下半期になってプルリクエストが送られてくるようになり、それらをレビューしたり取り込んだりすることが多かったです。 その中の1つは、langchainrbに影響するもののようで、うっすらとOpenAIに関わったものにもなっているようで面白い展開でした。
Please cut a new gem release to include a fix · Issue #133 · ruby-docx/docx
勝手な予想ですが、docxを読み込む需要が増えていったのも、OpenAI APIを始めとするLLM関連の影響が大きいのではないかと思っています。 今年の自分の開発でも、GPT-4になんとかドキュメントの内容を読み込ませようと、PDFやExcelなどのファイルを操作するライブラリを使う機会が増えました。
これら2つの一方で、地味ではありますがrakuten_web_service
は最初のリリースから10年が経ちました。
ここ数年は、新しいRubyのバージョンがリリースされたときに、テストを通して動作を確認するくらいのメンテナンスしかしていません。
ですが、いまだにこのライブラリを使ったRailsアプリケーションのリポジトリは増え続けており、1500リポジトリを超えました。
どこかのプログラミングスクール1で、このライブラリを使ったRailsアプリケーションを作る課題があるようです。
新たにプログラマーになろうという人の支援に一役買っているようなので、ありがたいことです。
今年の一番の出来事といえば、念願のクロオオアリの女王の飼育に成功したことです。 これまで女王アリを捕まえることすらできなかったのですが、今年は4匹捕まえることができ、2つのコロニーを作ることができました。 一つは順調にワーカーを増やしているのですが、もう一方はワーカーが生まれては消えを繰り返しており、どうなることやらという状況です。
嬉しいことだけでなく悲しいこともありました。 初めて飼育し始めたトビイロシワアリのコロニーが全滅してしまいました。 3年目の突然の出来事で、原因がわからないままです。 ある日突然、ワーカーが死に始め、餌場にその死骸が積み上げられていきました。 最後には女王アリも死んでしまい、コロニーは消滅しました。
これとは別に、仕事でVRなどをやろうということで、アリの巣のデータを入手できたこともあり、ひとつアプリケーションを作りました。
Meta Questなどを使用すると、普段は土中で見ることすらできないアリの巣の全体像を見ることができます。 こういう風に趣味とからめて勉強していくのが一番はかどりますね。
今年は、ジムに通い始めました。 週2回程度ではありますが、続けられてはいます。 が、体脂肪はそのままで体重が増えてきています。 体力づくりが目的なので、筋肉量が増えているから良いとは思っています。 ですが、もとの体脂肪率が高めではあったので、来年は体脂肪率を下げていきたいと思っています。 またランニングも定期的にやっていこうと思っています。
重いものを持てるというのが単純に楽しいですね。
今年は、本業と副業の両方で楽しいことができました。 新しいことにも手を出せたり、やってきたことが反響を受けていたりと、充実した1年でした。 そこで広がりが生み出せそうではありますが、1つずつ着実にすすめていくことで成果を堅実なものにしていきたいと思っています。 という活動を来年はメインでやっていこうかと思います。
ということで、今年一年ありがとうございました。 来年もよろしくお願いいたします。
それでは良いお年を。
どこのプログラミングスクールかは名前を忘れてしまいました…。どなたか知っていたら教えてください。 ↩
閲覧しているページ中の選択した文章を引用文としてクリップボードにコピーするコンテキストメニューを追加しました。 単に引用文としてコピーしたい場合は、この機能を使わずとも、普段のコピー・アンド・ペーストで実現できます。 この拡張では、選択した引用文だけでなく、引用元となったページのURLとタイトルをリンクとして追加しています。
以前は、Twitter(現X)のツイートのURLをScrapboxに貼り付ける際に、Cmd+Shift+Vでペーストすると、ツイート本文も含めて貼り付けることができました。 ですが、X(旧Twitter)の仕様変更のためなのか、ツイートのURLを先の手段で貼り付けても、本文が取得できなくなってしまいました。 これまでScrapboxに有用なツイートを集めることがあったので、その作業がとても煩わしくなってしまいました。 そこで、今回のこの機能が欲しいと思い、実装しました。
切り取りたいツイート本文を選択し、コンテキストメニューから「Copy as Quote」を選択すると、以下のようなリンクがクリップボードにコピーされます。
> 「この関数の仕様について教えてください」 「引数にtrueを渡すと、文字列としてonを返します」 (1/2)
> [https://twitter.com/sato_ryu/status/1716966656059281867 Xユーザーのさとりゅう 🌸 たつや学院さん: 「「この関数の仕様について教えてください」 「引数にtrueを渡すと、文字列としてonを返します」 (1/2)」 / X]
この拡張のソースコードはMITライセンスで、GitHubに公開しています。 もし要望やバグなどを見つけた方がおりましたら、Issueから報告をお願いいたします。
]]>ざざっとこの1年のことを振り返ってみます。
ちょうど昨年の7月に株式会社ホロラボに転職しました12。 昨年の今頃は挑戦できることや学ぶべきことが多いことのワクワクと、その分の不安のようなものが混じったような時期でした。 それが今年に入ってから徐々に成果となったところもあり、ワクワクの部分が増えていっているように感じます。 挑戦や課題はいろいろあるのですが、それがあること自体は良いことですし、それらを越えた先にはもっと面白いことができそうという期待もあります。 業界や事業だけでなく、技術的にもOpenAIやLangChainといった流行りのものを触れる機会も作れました3。
転職してから1年が経ったので、副業も再開しました。 5月から1社、8月から1社追加となり計2社でお仕事をいただけることとなりました。 以前は、お声がけいただいたお話を稼働時間があれば請けていました。 今回は、自分が興味を持った募集に自分から応募していくようにしてみました。
引き続きChrome拡張Copy for Scrapboxを開発しています。 もともとこじんまりとしたものなので、外からみると大きな変化はありません。 最近になって、内部の構造を整理したり、ビルドツールを使うようにしたりといったことをしながらメンテしています。 ほそぼそとやっているのですが、使ってくれている人の声を見つけると元気を頂けますね。
最近では、OpenAI APIを利用してカンファレンスの動画を要約するスクリプトを作りました。
スクフェスの動画がたくさんあって様々な知見が蓄積されているのは良いのですが、そのなかから自分が見たいものを探す作業は大変です。 タイトルで一発でわかるものがあれば良いのですが、そうでないものもあります。 タイムテーブルでセッションの概要を確認するのもいいのですが、講演時に盛り込まれている内容もあるので、なかなか難しいと感じています。 という中で、講演の動画を時間をかけて観るかどうかという判断が難しいと感じて、要約を生成させてみようと思いました。 これはもっと応用して色々できそうなので、今後とも手を入れていこうと思います。
アリの飼育を始めてから3年目に入り、新女王の立ち上げから順調に薦められている感覚があります。 特に今年は、飼育開始当初からの念願だったクロオオアリの女王を捕獲することができました。 他にもトビイロケアリ、クロヤマアリ、トビイロシワアリを新たに捕獲し、コロニーが立ち上げられました。 困っていることがあるとすれば、飼育スペースが足りなくなりそうなことくらい…
昨年あたりから料理をするようになりました。 それまでは料理に対して苦手意識があったのですが、実際にやってみると面白いので続けられています。 苦手意識は、一人暮らしのときから感じていたもので、いざ家族のためにやってみると色々な反応がもらえて、それが楽しみになっています。 娘や息子の苦手なものをが見えたり、ちょっと工夫するとそれが食べられるようになったりということがわかったり、それでも苦手だというものがあったり。 それと、単に自分が美味しいと感じるものが出来ただけでも達成感があるので、それも楽しみになっているのだと思います。 苦手と思ったことも、あらためてやってみると楽しく感じるという発見でした。
仕事もプライベートでも最近は楽しいことが前より増えているような感覚があります。 当然それらは、単に自分一人で叶えられているものではなく、チームや家族、その周りにいる人達があってのものなのだと思っています。 という周りへの感謝の気持ちです。
誕生日だし何か贈ってあげてもいいよという方のために、いつものやつを用意いたしました。 是非ご活用ください。
42歳のお祝いの受付は2024年7月28日23時59分までです。 それを過ぎてしまうと43歳のお祝いとして扱われてしまうのでお気をつけください。
]]>vite
を使ってビルドできるようにしたvite
を使ってビルドできるようにしたこれまでこのChrome拡張の開発では、TypeScriptなど使っていませんでした。 リリースの際のパッケージ作成も、GitHub Workflowでzipコマンドで圧縮するのみでありました。 ということもあり、ビルドツールの必要性が無い状況でした。
現在の利用状況を詳しく知るために、Google Analytics 4を導入しようとしたのですが、Content Security Policyの制限があるため導入が非常に難しい状況です。
一方で、Measurement Protocolを利用した計測方法について公開しているものを見つけました。
ここで使用するIDやシークレットを開発中と実際に提供しているものとで切り替えるために、ビルドツールが必要になったという次第です。
また、先のContent Security Policyにより、Google Analytics以外にもscript
タグでCDNで配布されているようなライブラリを利用することができません。
ですが、ビルドツールを入れたことでnpmパッケージを利用できるようになりました。
このChrome拡張の利用状況を知りたいと思い、理鶯状況を計測できるようにしたいと思いました。 これまでChrome Web Storeのデベロッパーダッシュボードでも、週ごとの利用者数などはわかるのですが、具体的にどの機能が利用されているのかはわかりません。 例えば、
といったことは把握できていません。 そこで、このバージョンからイベントトラッキングをできるようにしました。 当然ですが、コピーしたURL自体の情報は収集していません。
今回のリリースで、ビルドツールを使えるようになりました。 それによりできることの幅が広がりそうな気がしています。
]]>入社してからずっと建設会社をお客様とした受託開発をしています。 建設業ではBIM(Building Information Modeling)を導入、活用していくことでこれまでの建設業務を効率化したり、新しいことへの取り組みができるようになると期待されています。 BIMとは、建物の情報、設計だけでなく、施工や設備を3次元モデルと一緒に取り扱うものを指します。 設計ソフトウェアを開発する様々な企業が、さまざまなBIMを出しているような状況です。 ですが、まだそれらを活用できているところは僅かであり、各建設会社が非常に苦戦している状況のようです。 そこに、ホロラボとして、ソフトウェア開発が得意な立場という外野として入っていき、困りごとを伺いながらやってきたのがこの1年間でした1。
弊社では年に1度に、これまでのお客様との取り組みを社外に発表していく場としてHololab Conferenceというイベントを開催しています。 今年は、チームとしてこれまでの取り組みを2つ発表することができました。スライドや動画があるのでご興味ある方はぜひご覧ください。
この1年では、以下のことが技術的に新しく取り組めました。
社内で利用しているクラウドサービスのアカウント管理などの整備をしよう、という取り組みに入り込んでいます。 従業員数が少なかったので、スピーディーに動けていた反面、アカウントや権限がどのように何を発行されていたのかが不明でありました。 また、これまで、特定の人が広い権限を持っていたことで運用がなされていました。 現状、社長とか長くいる一部の社員にお願いする状態です。 従業員数が増えてくると負荷が集中するので、スピードを保つために仕組みでスケールさせられるようにということで、運用を整備していこうという取り組みに加わっています。
入社してからのこの1年は、それ以前にやってきたウェブアプリケーション開発・運用や新規サービス立ち上げの経験を活かして、それまでの会社内で足りていなかった部分を補うような形でなんとかなってきたのかという感じがしています。 なので、これからは会社が得意としているところも自分たちが手を広げていけるようにしていきたいですね。具体的に書くと、3次元モデルに関する技術だったり、Meta QuestやVision ProなどのHMDを利用したVR、ARまわりにも手を伸ばしていきたいです。 ちょうどこれからの仕事で、それらに絡んでいけそうなものがあり、そのあたりに踏み込めそうなので楽しみです。 どうも自分は「この技術を使うかもしれないので予め勉強しておきましょう」というのが苦手なようで、実務などでその技術で解決できそうな課題が見えていないと学習が捗らないようです2。
]]>これまでは、現在のタブ、もしくは選択したタブのリンクをコピーすることができました。 今回のリリースでは、それに加えて、現在アクティブなウィンドウのすべてのタブのリンクをコピーできるように、ポップアップ画面に新しくボタンを追加しました。
ブラウザで調べ物をしているときに開いているタブすべてを保存したい場合に、とても簡単にリンクのリストを作成できるようになりました。
ポップアップ画面が幅が狭く、ボタンが小さく、押しづらいと感じていたので、押しやすいようにサイズを調整しました。
この拡張のソースコードはMITライセンスで、GitHubに公開しています。 もし要望やバグなどを見つけた方がおりましたら、Issueから報告をお願いいたします。
また、スポンサーも募っております。 もし、私のOS活動を支援したいという方がおりましたらご検討ください。
本来で今回のリリースでメインとしたかった追加機能があったのですが、今提供している内容との繋がりがいまいちハッキリしなかったので見送りました。 かといって今のままにしていてもお蔵入りになってしまうだけになりそうなので、次回のリリースにて試してもらえるようにしようかと思っています。
]]>Actionの作り方を学ぶために作ったものではありますが、利用しているリポジトリがあるようです。 今後需要は多少なりともあるのではないかと思い、とりあえず動き続けるようにメンテしていこうかと思います。
最新版といっても、新しい機能の追加などはなく、パッケージの更新や利用しているNode.jsのバージョンを上げただけです。
また、このバージョンからリリースノートを自動生成する設定を追加したので、GitHub上でリリースノートが残るようになりました。
詳しいリリース内容については、リリースノートを御覧ください。
]]>翻訳の経緯については過去に書いた日記にあるのでもしよければ御覧ください。
翻訳には微々たる貢献しかできていなかったので、この書籍の購入ページのURLを毎日ツイートするボットになっています。
物理のカンバン、スプリントボードをもっと便利に、もっと楽しく! アジャイルコーチの道具箱 – #見える化実例集 https://t.co/XbpbEiyskf
— さとりゅう 🌸 たつや学院 (@sato_ryu) January 27, 2023
「あの書籍の購入ページどこだっけ?」と悩んだら、自分のTwitterアカウントをたどっていただければ見つかりやすいと思いますのでご活用ください。
書籍が出た当時は、今のようなリモートワークもほとんど無いような状況でした。 ホワイトボードを使ってチームの活動を見える化するための方法が多数掲載されています。 現代であれば、MiroやMuralなどでも同様のことができると思います1。
ということで、見える化に困ったときのみなさまの一助になればと思っております。
Miroのテンプレートとか作ったら嬉しい人とかいるのだろうか。 ↩
昨年末ころからコロナの感染者数が増加傾向にあり会期中はどうなることかと思いましたが、体調不良の方が出ることもなく、多くの方々に楽しんでいただけたようでホッとしました。
1日めに受付を済ませた数が380を超えており、昨年と比べてほぼ2倍の来場者数でした。 久しぶりに廊下にセッションの入場待機列ができたり、立ち見ができるセッションがいくつかあったりと、コロナ禍以前にあったものがまた見られるようになりました。 その一方で、オンライン参加の方々も多かったように思います。 東京から遠方の方々もそうですし、感染状況を鑑みてオンラインに切り替えた方々もいたのではないでしょうか。 登壇者の方々にも、当日が近づくにつれてオンライン参加に切り替える方々もいました。 また、今年よく聞いた話は、オンラインとオフラインの両方を活用した参加です。 業務都合のため会期中すべてオフラインでの参加が難しいので、仕事の合間にオンライン参加し、1日だけオフライン参加するなど、オンラインとオフラインを参加者ご自身の状況に合わせて組み合わせているようでした。 「オンラインとオフラインのいずれか」という選択肢ではない新しいカンファレンスの参加体験を見たように感じました。
特に印象に残っているのは、通常であればトラブルとしてクレームが来そうなことがトラブルとして報告されず、むしろ参加者の方々の手によってフォローしてもらった場面がいくつかあったことです。 例えば、自分が部屋付きを担当したセッションでスピーカーのマイクが入っていないということがありました。 このとき、会場にいた近くの方が私に「マイク入ってない」といったことをこっそり伝えてくれて対応することができました。 マイクが復旧したあとに彼はこちらに :+1: というリアクションをしてくれたのです。 DiscordやTwitterでこれに関してのクレームはありませんでした1。 これ以外にもこういった参加者によるフォローがいくつかありました。
毎年「スタッフは良いチーム」みたいなことが言われているし、そう感じるのですがこのカンファレンスの場で重要な役割である「参加者」含めてチームのように感じたのが今年でした。 自分の役割からはみ出した動き、それによって同じ場を良いものにしていこうという動きがとても良い雰囲気なRSGT2023でした。
セッションはほっとんど聞けてないので、これから動画が公開されていくのでそれを観ていくぞー
少なくとも自分は見つけられませんでした。 ↩
本業においては、転職したことが一番大きなできごとでした。
デンソーを退職し、株式会社ホロラボへ入社しました。 - Satoryu’s Website
ホロラボでやっている技術分野、関わっている事業もこれまでとまったくことなり、色々学ぶことが多いです。 自分たちがこれまで長く携わってきたウェブサービス開発が期待されていて、一緒にやっていければ新しいことができていきそうということに期待して入社しました。 少しずつこれから先の新しい取り組みをどう実現していくかが見えてきたのが、この年末の数ヶ月でした。 来年は、この新しい取り組みを具体的にしていけるよう頑張ることが第一かと思っています。
技術的にも面白いことに挑戦していけそうで楽しみにしています。
とかとか。 当面はHMDとかを扱うことは無いかもしれませんが、そこに繋げるべく関連する分野を開拓している感じです。
何より、小さいながらも実際に使う人を見据えてプロダクトを作っていくことができる環境になったので、今年後半はとても楽しく仕事できました。
転職を見据えて、副業の方は減らしていきました。 転職した7月からは本業に集中すべく、開発の仕事はすべてなくしました。 それからは、基本的には週1での個人向けのプログラミング学習の支援をしていました。 年が明ければ試用期間が終わるので、そろそろ副業でも開発の仕事を再開したいと考えています。 もし、ウェブアプリケーション開発のエンジニアをお探しの方がおりましたら、お声がけいただけると嬉しいです。
今年もオンラインをメインに勉強会へ参加しました。 また、20分枠ではありますが、スクフェスとXP祭りで発表させていただくことができました。
今年はエンジニアっぽい内容で出せていなかったので、来年は開発しているプロダクトのこととか技術面の情報を発信していきたいと考えてます。 そういう機会を見つけられるように、これまで参加していたコミュニティだけでなく、新しく関わるようになった技術のコミュニティにも顔を出してみようかと。
今年は、あまり草を生やすことができなかった。 時間が取れなかったというわけではなく、作りたいと思える気力が沸かなかったことが原因と考えています。 今月に入って、自分が欲しくて作ったChrome拡張であるCopy for Scrapboxのユーザーが20人に増えていることに気づき、やる気が出てきました。 やはり使われているという実感があると、自分はモチベーションが湧くのだと気づきました。
ということで、ユーザーと関われるように作っていける方法を見つけていくのが来年やれると良いのかと思っています1。
転職してから時間が取れずに習慣が抜けてしまった。 11月から朝か昼に少しやるようにしてみている。 昨年続けていた懸垂は10回からなかなか延びずにきていて、この季節になると鉄棒が冷たくて掴むのが辛いのでなかなかできないでいる。 暖かくなるまでは、背中のトレーニングとしてダンベルを使って補うよう試しています。 ダンベルだけでも今のところなんとかなっている感じもするのですが、今あるダンベルだと近いうちに最大重量になってしまうので、来年あたりにジムを契約してみようかと迷っています。
前から興味があったランニングを7月終わりから週1、2くらいで始めました。 昔から有酸素運動が苦手という意識があったのですが、今やってみるととても清々しい気持ちになることがわかって緩やかに続けられています。 今年走った距離は235kmでした。夏と秋では月に50kmくらい走れていたのですが、11月から寒くなってきて25kmくらいに減ってしまっています。 無理してもしょうがないので、回数は減りつつもこれからも続けていこうかと思います。
来年はどこかのタイミングで皇居ランとかハーフマラソンの大会に出てみたいです。
昨年はXP祭りで「笑い」について真面目に調べる機会があり、調べる前では予想していなかった面白い研究や文献を見ることができました。 特に、ヒトが笑う原理やその周辺での影響についてなど、普段の生活の中でより良くしていくために活用できないかということを考えたりしています。 このあたりを調べていくのは来年も少しずつ続けていきたいです。
とくにまとまりのない内容なのですが、今年は転職が大きな出来事でした。 40代に入って1年が過ぎて、今後もエンジニアとして続けていけるよう、自分にとって新しい技術とどう向き合うかということが問われているように感じています。 ここ数年はそういうことを考えながら、色々と取り組んでいきたいと思っています。
それでは良いお年を。
具体的な案はありませんが。 ↩