デザイン思考の先を行くもの

デザイン思考の先を行くもの

最近身近に「デザイン思考」という言葉をよく聞くようになった。 言葉自体は以前から知っているが、一冊本を読んだくらいで、仕事でやったことは無い。

ということで、どんなものなのか知るためにとりあえず一冊読んでみた。 208ページある本だが、見開き2ページの片側のみに文章が書いてあり、文量もそれほど多くないのでサラッと読めた。

この本では、デザイン思考はPDCAと類似するものとして扱っている。 計画(Plan)の部分が、デザイン思考では課題からアイデアを出すまでのプロセスに相当するものとしている。 そのため、デザイン思考だけでまったく新しい何かが生まれることはないと注意している。 後半では、アイデアの作り方について書かれていて、参考になりそうだった。

軽く読める本だったが、知りたかったデザイン思考について、デザイン思考の実例については詳しく触れられていなかった。 単にプロセスだけを見て、PDCAと対応づけられるから同じものとして扱ってしまうのは少しやりすぎなのではないだろうか。 自分がデザイン思考について知っているわけではないが、何かしらプラクティスがあるのではないだろうかと思っている。 まだ1冊目なので、こういう見方もあるのだろうなというくらいでとどめておくことにした。

次に読みたい

なるべく原典に近いものを読みたいので、 デザイン思考ブーム(?)の発端になった「デザイン思考が世界を変える」を次は読んでみようかな。

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)